結婚式をあげました♥

移住・結婚

 少し前のことになりますが、昨年12月に結婚式を自宅であげました。

 こちらの結婚式は男女に分かれて行われます。私たちの場合自宅で行ったので、男性は応接間、女性はテント(ホテルのレストランスペース)で行いました。基本的に男性と女性が顔を合わせることはありません。結婚式場で行う場合は式の最後に男性の親族が女性側に来て、お祝い(お金やゴールド)を渡すこともあります。

女性の会場。椅子は借りました。風船の飾りつけは自分達で行いました。

まずサロンへ行って、化粧と髪の毛をやってもらいました。こちらの女性用美容院外から見えないようになっています。人気のメイクはとても濃くて、髪の毛もかっちりと固めてもらいました。

一般的には白いウェディングドレスを着ますが、今回は民族衣装を着ました。

開始時刻が18時だと言っていたのに、出来上がったのが18時。心配しましたが、結局人が集まるのも遅れ19時に始まりました。(笑)

女性側で私たちが行ったこと。

・マフル(( مهر‎)イスラム社会において、結婚する時に花婿から花嫁に贈られる結納金のようなもの)をもらう

私はゴールド一式をもらいました。また、車、家、結婚式の資金なども男性側が用意するのが一般的なようです。多くの男性がマフルの用意に苦労していて、晩婚化の原因にもなっているようです。

その場でつけてもらいました。

・ヘンナで名前を書く

 ヘンナ(主に、マニキュアやヘナタトゥーなどの染料として古代から使用されてきたハーブ)で手にお互いの名前のイニシャルを書いてもらいました。新婦さんによっては、事前に書いてもらう人もいます。一度書くと、何日かは消えません。

・踊る

新郎は途中で退座するため、その間は女性だけの時間になります。みんなヒジャブをはずして、踊りまくります。この時近所に響き渡るくらい、とても大音量で音楽をかけます。

・親戚からのお金をもらう。

親族や友人からのお祝いのお金をひもにはりつけ、ネックレスにしたものをもらいました。相場は一人10JD~20JD(2000~4000)のようです。

・キナーフェを食べる

ヨルダンのお菓子(キナーフェ)と缶ジュースが配られました。チーズでできたお菓子で、とてもボリュームがあります。

家の外にお店の車が来て、キナーフェを作っていました。これを切り分けて食べます。

2時間程度で式は終わり自然解散となります。上記に書いたのは女性側で行われることで、男性はす座って、キナーフェを食べるのみのようです。*式によってはダㇷ゚カといって、手をつなぎ列になって踊る踊りをすることもあるようですが、今回は部屋も狭かったので行いませんでした。

結婚してから、時間がたった式になりましたが行えて良かったなと思います。ちなみに、ヨルダン人同士の結婚の場合は、結婚式を挙げた後から一緒に住み始めます。それまでは婚約期間となり、厳しい家庭では、2人だけで会うことができないこともあるようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました